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あの船はどこの船?あそこを見ればすぐにわかる!!

商船を見ると、すぐにどこの会社の船か考えてしまうのは私だけだろうか。
今回はひと目でわかる、船会社の見分け方を紹介します。

早速ですか、下記の写真を見て、どこの部分で船会社がわかると思いますか?

業界の人には簡単すぎましたが、そう、答えは船の煙突です。
煙突を見ればどこの会社の所属かがわかります。
この煙突の事を「ファンネル」と呼び、ファンネルにある各会社のデザインを「ファンネルマーク」と呼びます。
ファンネルマークは各船会社の象徴です。
一つ一つ個性のあるデザインで、このファンネルマークを覚えると、あの船はどこの船会社かひと目でわかるようになります。

例として日本の三大海運会社のファンネルマークを紹介します。
左のファンネルは日本郵船(Nippon Yusen Kaisha)。
通称"NYK-エヌワイケイ"
このファンネルは業界大手の日本郵船の船に付けられているマークで、通称「二引」と呼ばれています。
郵船は「郵便汽船三菱会社」と、三井系国策会社である「共同運輸会社」合併し出来た会社で、この赤い2本の線は2社の合意の意味を表しています。

真ん中のファンネルは商船三井(Mitsui O.S.K. Lines)。
通称"MOL-モル"
商船三井のファンネルはマークがなく橙一色で統一されています。
ファンネルの意味は「ナンバーワンの企業にマークはいらない」いう想いが込められています。

左のファンネルは川崎汽船
通称"K-LINE-ケーライン"
川崎汽船のファンネルはローマ字表記のイニシャルをとって単純明快な「K」にしたと言われています。
いかがですか?
ファンネルには各社の色々な想いが込められています。
そんな事を考えると、今後船を見る楽しさがひとつ増えるのではないでしょうか?
もっと色々なファンネルを知りたい方はこちらがおすすめです。

是非、次回船のファンネルを見る際には、「あの船はどこの船?」と考えてみてください。