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就活生へ、就活の流れを15分で把握できる簡単まとめ

自己分析って?エントリーシートって?面接で何を言えばいいの?就活とは実際のところ何なのか、整理してみようじゃないか

自己分析って?エントリーシートって?面接で何を言えばいいの?就活とは実際のところ何なのか、整理してみようじゃないか
みなさん、こんにちは。

皆さんがこの記事を見ている今は、どの季節だろうか。
就活が始まる前ならあなたは幸運だ。
あなたは就活がどんな流れで進むのかを整理して知れるのだから。
就活がある程度進んでいる段階で見た人は、これまでの自分の活動を振り返りながら読んでほしい。自分がやってきたことは十分だったのか、これから何をすべきなのか、過去と現在と未来をつなげて欲しい。

さて、本題に入ろう。
この記事の目的は就活とは実質的に何をするのか伝えることだ。
皆さんが就活の全体像、実際にやることを知らないままマ〇ナビのような就活サイトを見ると、さらに混乱するだけである。前回の記事でお伝えした通り、彼らは就活市場が混沌とすることを望んでいる。そのためには就活生に就活の実像を伝えず、情報を溢れさせて混乱させる。あれもやりなさい、これもやりなさいと囃し立てて、さも就活が活発なように見せかけ、最終的に企業に金を出させることが目的だ。

前置きが長くなった。
ずばり結論を述べよう。
就活の全体像は

①自分が将来どんな道を進むか決める
②業界・企業の存在を知る
③業界や企業を詳しく知る
④選考を受ける

本質的にこれだけである。
説明会だの、セミナーだの自己分析だの、錯綜する言葉に惑わされてはいけない。
もう一度言う、本質的にこれだけだ。

考えてほしい。
あなたが見知らぬ土地で晩御飯を食べるとしよう。
あなたは
①まず何が食べたいか考える。
②食べたいものが決まれば、それを出してくれそうな店を探す。
③いくつかの店の候補を様々な条件で比較する。
④実際にその店に行く。

事前に何も情報がなければ、このような手順で決めるだろう。
そして、わざわざこんなたとえを書いた意味はもうおわかりだろう。
そう、上で書いた就活のステップと同じなのだ。

就活だからと言って、特別なことは何もない。
自分の希望をまず考え、それに適した候補を探して比較するだけだ。

では、なぜ就活はかくも複雑怪奇で混沌として見えるのか?
それは、就活サイトが全体像を見せずに、合同説明会だの、自己分析だの就活用語を溢れさせるからだ。全体像を理解したうえで、個々の事柄の意味、位置づけを考えれば、
何も複雑なことはないのだ。

ここからは、皆さんが実際に行動に移れるよう、
各ステップを細かく見ていこう。

①自分が将来どんな道を進むか決める

①自分が将来どんな道を進むか決める
何よりもこれが大事だ。
自分の大学の採用実績がどうだ、あの企業は難関だ、何社エントリーしなくてはいけないなど考えるより、まず自分の意志・希望をしっかりと考えることが先決だ。

将来どんな大人になりたいか、どんなライフスタイルを望むのか、どんな事業をやっている会社で、どんな働き方がいいのか、給料はいくらくらい欲しいのか…
言い出すときりがないのだが、一言でいえば自分の価値観とは何ぞやを十二分に突き詰めるということだ。“自己分析”という用語の意味の一つはこの行為である。

このステップで自分の価値観を十分整理できていないと後々迷走することになるから気を付けてほしい。先ほどのたとえを再び使うと、何が食べたいか特に決まらないまま、繁華街をさまよい、キャッチに惑わされ、決めきれずに変な店に入る羽目になるということだ。

ここで自分の将来がはっきり描けた人は、ステップ②③と進んで、
自分にある企業を見つけていけばいいだけの話だ。

とは言うものの、
そんな簡単に、自分の価値観がわかって将来を決められるかよ
と思う方も多いだろう。
それは、その通りだ。
多くの学生はこれまでヘラヘラと遊んできて、企業のことも社会のこともろくに知らない訳で、急に真面目に将来のことを決められないのも当然だ。だからこそ就活産業にカモにされる訳だが。

では、どうすればいいか。
まず、世の中にどんな会社があるのか知ることから始めよう(ステップ②)。
普通に生きてきた大学生が知っている企業と言えば、トヨタ、ソニーなどテレビでCMをしている大企業が大半だ。〇〇電工といった企業相手のビジネス(Business to BusinessでB to Bと呼ぶ)をしている企業などほとんど知らないだろう。

未知の企業を知るうちに、自分がこれまで想像できなかった働き方、やりがいをイメージできるようになることがある。で、このように自分の知らなかった企業、業界を幅広く知れるイベントが合同説明会なのである。

就活を始めたけど、よくわからないからとりあえず合説に行く。なんかカッコよさそうな企業が多いな、あれもこれもよさそうだななどと、服でも選んでいるかのようなお馬鹿な感想しか出てこない。そうして、訳もわからず適当にエントリーして落ちまくる。
こんな愚かな行動をして、「就活落ちた、日本死ね」などと言ってはいけない(笑)

全体の流れを理解し、
「自分は将来何がやりたいかぼんやりとしかイメージできないから、自分の知らなかった世界をたくさん知ろう。」
といった目的意識を持っていれば、安易な情報に惑わされることはない。
新しい世界を知り、それを踏まえて自分の価値観、将来像を見直す。
次に知るべきことは何かを考えながら話を聞きに行く。
そしてまた自分と向き合う…
はっきりした目的意識を持ってこの過程を繰り返せばよい。

③業界や企業を詳しく知る

③業界や企業を詳しく知る
この段階が俗にいう、“企業研究”である。
個別に企業を詳しく調べ、業界他社との違いを明確にしていく。
自分が興味のある会社からじっくりと話を聞くのが“個別説明会”だ。
この段階では、自分がその会社で実際に働くという視点を強くするとよい。
人事の新卒採用担当者ではなく、実際にどこかの部署で働いている人の生の情報を聞けるのが、“座談会形式の説明会”であり、“OB訪問”だ。

④選考を受ける

④選考を受ける
これは自明である。実際にやることの手順としては、

・企業の採用ページにアカウントを作る
・エントリーシートを出す
・テストを受ける
・面接を受ける。

というのが一般的だ。

・エントリーシートとは

生年月日、学歴、資格などを書く履歴書+「学生時代に頑張ったことは何か」といった問いに所定の字数で答えるというものだ。

・テストとは

大別して、①Webテスト、②テストセンターという会場で受けるテスト、③企業で受けるテストの3種類がある。

①②には複数の種類がある。
例えるなら、同じ英語の試験でも、TOEIC、英検、TOEFLのように
問題の性質が異なるという感覚だ。③は①②と似たタイプのものもあれば、完全に企業オリジナルということもある。

面接についてはまたの機会に記事を書くとしよう。
さて、就活の全体像がわかったであろうか。
最後にここまでの話をまとめた画像と、結局のところどう行動すればいいのかを箇条書きにしておく。
まだまだ細かく伝えたいことは山積しているが、全体の本質的な流れを見失わないよう、ここまでにしておく。

何度も繰り返してきたように、全体像を知らないまま、個々の事柄の膨大な情報ばかり見るから迷走するのだ。全体を理解したうえで、個々の事柄がどこに位置するのか考えよ。

皆さんの健闘を祈る。